近年様々なブランドから発売されている美容オイル。
美容オイルは肌の乾燥を防ぎ、肌を柔らかくしてくれる効果を期待できます。
また、顔にはもちろんのこと体や髪にも使えるので万能美容液と言えるでしょう。
さらに30代以降は20代に比べ皮膚表面の皮脂膜の油分が少なくなりバリア機能が低下するため特にオイルとうまく付き合い肌を整えていく必要があります。
とはいえベタベタするから苦手。どれを使えばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方のためにお悩み別にお勧めの美容オイルや使用方法をご紹介いたします。
美容オイル

美容オイルといっても肌状態やお悩みによって使用するオイルは異なります。
また、オイルでは解決できないものもありますのでここからはお悩み別に詳しく紹介しながらお勧めの美容オイルをお伝えします。
乾燥肌
乾燥肌の方や乾燥による小ジワが気になる方は最も美容オイルが効果的に働くと考えられます。
25歳以降は皮脂量が急激に減ってくるため外から栄養を補う必要があります。
お肌が乾燥する原因は角層の水分量と皮脂膜の油分の低下によるものです。
皮脂膜の油分が減ることにより肌表面のバリア機能が低下し、角層に外部刺激が届いてしまいます。
それにより角層から水分が蒸散し乾燥してしまうのです。
角質層に水分を保つために必要な成分はセラミドです。
セラミドは角層の細胞間に水分をしっかりと挟み込み潤いを満たす役目をします。
セラミド配合の化粧品は沢山販売されていますがセラミドは水よりオイルに溶けやすいため美容オイルで補うのが一番効率的です。
また、皮脂膜の油分を保つために効果的なオイルはスクワランオイルです。
スクワランオイルは皮脂膜の成分に近いので安心して使用することができます。
そこでお勧めの美容オイルがこちら
TOUT VERT100%浸透湿潤セラミド ディープトリートメントオイル
内容量:40ml(約6か月分)
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こちらの商品にはスクワラン30%セラミド70%配合されています。これ1本で角層と皮脂膜の両方にアプローチすることが可能です。
また無駄な成分がなくセラミドとスクワランをしっかり配合されているため普段お使いの基礎化粧品と合わせても使いやすい商品です。
同ブランドから浸透潤セラミド100%(角層まで)も発売されているので用途に応じて選べるのも嬉しいですね。
次にお勧めの美容オイルがこちら
HABA 高品位 スクワラン
内容量:15ml/30ml/60ml/120ml(全4種類)
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こちらはセラミドが配合されていない商品ですが美容好きさん誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
昨年2020年5月VoCE月間ランキングオイル部門1位美的読者が選ぶ2020年ベストコスメスキンケア部門オイル編1位
このように幅広く支持されている理由はその使いやすさにあると思います。
サラサラとしたテクスチャーでオイルのベタつきが気になる方でも使いやすく美容オイル初心者さんでも使いやすい価格帯となっています。
乾燥や乾燥による小ジワが気になる方は是非うまく取り入れてください。
シミ
シミにはたくさんの種類があります。老人性色素斑、肝斑、雀卵斑、後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)等。
シミは種類によって改善方法が全く異なるためまずは自身のシミの種類が何かを知る必要があるので一度、皮膚科で診察してもらうことをお勧めします。
ただ、ご自宅でできるスキンケアの中でも日焼けによるシミ予防にお勧めの美容オイルもあります。
シミができる原因の一つに紫外線を浴びることが挙げられます。
美白化粧品の多くは直接シミを白くするものではなく、肌が黒くなろうとする原因であるメラニンの生成を抑えるものです。
メラニンが生成されるのはチロシンというアミノ酸が酸化して起こります。そのため抗酸化作用があるオイルを使用することをお勧めします。
ただし朝用美容オイル以外は必ず夜に使用し、翌朝はしっかりと洗顔でオイルを落とすようにしましょう。
普段の日焼け対策と内服薬(ビタミンCとトラネキサム酸)を併用するとシミ対策の効果をさらに高められます。
抗酸化作用があるオイルは、ホホバオイル・アルガンオイル・ココナッツオイル等です。
お勧めの商品はこちら
アルビオン ハーバルオイル トリニティフュージョン
内容量:40ml
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こちらはトコフェロールも配合されており抗酸化作用が高くビタミンC誘導体配合の化粧水と一緒に使用することで効果が期待できます。
また、香りがいいのでリラックスして使えるのもポイントが高いですね。
ニキビができやすい
思春期ニキビには油分がNGとされていますが20代以降の大人ニキビにはある程度油分を補う必要があります。
大人ニキビとはいっても生活習慣の乱れによるもの、ホルモンバランスの崩れによるもの、免疫力の低下によるもの等様々ですがここでは乾燥によるニキビについてご紹介いたします。
大人ニキビは乾燥により肌のターンオーバーが乱れ、角層が硬くなることによって古い角質が溜まり、炎症を起こすことが原因だと考えられます。
皮膚に刺激の少ない植物性オイルで肌を柔らかくし、ターンオーバーを正常に保ち、さらに抗酸化作用のあるビタミンEが配合された美容オイルを使用することがお勧めです。
また、ビタミンE配合の美容オイルを使用する際はビタミンC誘導体、特にAPPSが入った化粧水を併用することで相乗効果をもたらします。
APPSは低刺激で浸透力が高いので大人ニキビにも安心して使用できます。
ただ、化膿したニキビには美容オイルを避けて使用していただく必要があります。
お勧めの商品はこちら
ドクターハウシュカ クラリファイング デイオイル
内容量:18ml
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こちらはお肌の皮脂バランスを整えてくれる美容オイルです。
安心のオーガニックオイルで大人のゆらぎニキビ肌にも使用できます。
FEMMUE アイディアルオイル
内容量:30ml
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こちらは肌なじみがよく高保湿で使い心地がよく、肌がもちっと仕上がります。
また、香り高く心もリラックスできるような美容オイルです。
ニキビ跡
ニキビ跡の赤みが気になるタイプの方とクレーターの凹つきが気になる方に分かれると思いますが美容オイルで改善することは正直難しいです。
まずはこれまでも紹介していますが、肌のターンオーバーを正常に保つことが必要です。
お肌を柔らかくするために美容オイルを使用するのはとても良いと思いますが根本解決にはなりません。
赤みが気になる方はトーンアップのために美白化粧品を使用したりクリニックでピーリングやイオン導入をするのがお勧めです。
クレーターが気になる方はクリニックでサリチル酸ピーリングやフラクショナルレーザーを行うことがお勧めです。
肌状態によって治療方法は変わるため、お近くの皮膚科で相談されると良いでしょう。
生理前や生理中のデリケートな時期
生理前や生理中はホルモンバランスが崩れニキビや肌荒れに悩む方も多いと思います。
そんな時は美容オイルなどのスペシャルケアは控えて普段のスキンケアに併せて体を健康に保つことに集中することをお勧めします。
私自身、生理前の心と肌のバランスの崩れが激しく悩んでいました。
生理前後は皮脂の分泌が盛んになるため必要以上にオイルを足すことはむしろ悪化の原因となる可能性が高いです。
もしオイルを使用する場合は好きな香りの美容オイルを使ってボディーマッサージをすることをお勧めします。
生理前後は体がむくむ女性も多く美容オイルでマッサージをすることでお肌を柔らかくしたりむくみを軽減したりする効果が期待できます。
また、生理前後は自律神経をコントロールできなくなり、イライラしたり過度に落ち込んだりする女性も多いため好きな香りの美容オイルで心身ともにリラックスすることで体の不調を落ち着かせることを最優先にしてみてはいかがでしょうか。
美容オイルの基本的な使い方

お勧めの使用方法は2つあります。
1つ目はブースターとして使用する方法です。
美容オイルには肌を柔らかくしてくれる作用があるため基礎化粧品の最初に使用することでその後に使用する化粧品を効率よく浸透させることができます。
洗顔後すぐに肌全体にオイルを伸ばし、柔らかくなってきたところで化粧水→乳液→美容液→クリームを使用すると浸透効果を期待できます。
2つ目は基礎化粧品の最後に使用する方法です。
いつもの化粧品を使用し、最後に美容オイルを手のひらで温めてから先に伸ばした化粧水や乳液を閉じ込めるようにお肌に乗せるとオイルと馴染んで蓋をしてくれます。
この場合お肌のベタつきが気になることもあるので夜のスペシャルケアとして行うのがお勧めです。
その日の肌の状態や気分に合わせて使用方法を変えるのもいいですね。
まとめ

美容オイルの種類から使用方法までご紹介しました。
それぞれのお悩みや気分によって使い分けられるのが美容オイルの良さだと思います。
その日のご自身の肌状態と向き合って一番必要な美容オイルを少しずつ取り入れてみると新しい発見があるかもしれません。
これからの時期はベタつきが気になるからとオイルを敬遠しがちですがインナードライを解決してくれるのも美容オイルです。
季節に合わせてうまく付き合っていくと良いでしょう。